地学部 第38回 全国高等学校総合文化祭 いばらき総文2014に出場
2014.08.02
7月28日から30日にかけて,第38回全国高等学校総合文化祭 いばらき総文2014が行われ,自然科学部門はつくば国際会議場にて3日間の日程で行われました.メインは,全国の都道府県予選を突破した高校生による自然科学分野の研究発表ですが,それ以外にも,宇宙飛行士の古川聡さんの記念講演,生徒交流会,研究者との交流を行うサイエンスカフェ,天体観測会,各分野の巡検研修など,多岐にわたって刺激の多い3日間でした.こういう総文祭での経験が,とても貴重な人材の輩出につながるように感じました.
地学部では,高校2年の西尾君が東京都代表として研究発表を,高校1年の2名が観覧者として参加しました.惜しくも入賞はなりませんでしたが,この3日間の刺激を,今後の研究につなげ,来年度,滋賀県で行われる「びわこ総文祭」への出場,入賞を目指して,地学部として頑張って欲しいものです.
*研究発表内容
◎研究発表【地学部門】C33 東京都 海城高等学校 高校地学部「エアロゾルが夜空の明るさに及ぼす影響」(2014.7.29 11:18〜11:34)
*参照ページ
いばらき総文2014自然科学部門:http://www.edu.pref.ibaraki.jp/soubun2014/nature.html
いばらき総文2014:http://www.edu.pref.ibaraki.jp/soubun2014/index.html
つくば国際会場前で記念撮影.全国の高校生が集まってにぎわっていて,全国大会という独特の雰囲気を感じました.
開会式の様子.司会進行すべて地元の生徒と先生方で行われます.
ポスター発表の様子.地学分野だけでも良く耳にする学校が多かったです.
海城高等学校の口頭発表の様子.立派な会場ですが,しっかりできたと思います.
筑波大学に通うOBも見に来てくれました.発表終了後,研究発表や大学のお話を少ししました.やっぱり先輩の話は大事です.
宇宙飛行士 古川聡さんの記念講演.古川さんの貴重なお話を生で聴くことができました.宇宙はすごい!
質疑応答では,古川さんが傍までいらっしゃり,興味深い質問が多く出ました.
生徒交流会.楽しいクイズや共通課題を通して,全国の高校生が仲良くなりました.
サイエンスカフェの様子.研究者と夕食を取りながらの交流時間でした.
巡検研修.我々は筑波山を巡る地質巡検に参加しました.筑波山をつくるハンレイ岩,花崗岩を中心に,現地で直接,物を見て,説明を受け,議論することができました.
表彰式・閉会式です.受賞した学校はおめでとうございました.我々もあの場に立てるように頑張りたいと思います.
お世話になった大会実行委員の高校生たち.裏方に接されている先生方も含め,1年間以上,準備に費やし,素晴らしい総文祭を運営されていました.
最後に,蛇足かもしれませんが,良くない取り上げ方をされることも多い前代の教育現場ですが,参加している生徒も教員もキラキラしていて充実感にあふれていました.少し大袈裟ですが,でもこういう現場が日本の教育を支えていると思います.そのことにももう少し落ち着いて考えていただきたいと思う事が多々あります.総文祭で入賞することも1つですが,この総文祭で多くの事を学びとった,また学び取らせていただいたように思います.3日間,どうもありがとうございました.